お役たちコラム
融資以外の事業資金調達方法
- 2020.03.31
- NEWS
皆さんは、事業資金の調達を考えた際、まずは銀行などから融資を受けるという方法が思い浮かぶのではないでしょうか?しかし、融資以外の資金調達方法は様々あります。
代表例でいうと【ファクタリング】【補助金・助成金】【クラウドファンディング】の3つがありますです。今回は、それぞれの特徴や利用方法、メリットや注意点について詳しく解説します。
融資以外の資金調達方法:ファクタリング
ファクタリングとは、企業がお持ちの請求書(売掛債権)をファクタリング会社に買い取ってもらうことで支払い期日よりも早く資金調達を行う方法です。売掛先企業の代わりに、ファクタリング会社から入金予定の売掛金を手数料を支払い前払いしてもらう形になります。売掛債権を保有し、売掛金の入金日を待たずに早期に資金調達したい企業に向いている方法です。
ファクタリングについての説明はこちら https://factoring.lineprofect.com/fact
ファクタリングの利用手順
ファクタリングを利用するには、まずファクタリング会社に審査を申し込む必要があります。ラインプロフェクトの場合は、電話またはメールやFAX、ホームページ上で問い合わせることが可能で、簡単な情報を記入するだけで調達額がわかる無料診断もございます。審査の通過後の利用手順は、ファクタリングの契約タイプによって異なります。売掛先企業から承諾を得る「3社間ファクタリング」では、売掛先から承諾をもらい利用者とファクタリング会社、売掛先企業の3社間で契約を結び、その後にファクタリング会社との間で売掛債権の売買契約を行います。売掛金の支払日を迎えたら、売掛先企業からファクタリング企業に対して直接売掛金が支払われます。 「2社間ファクタリング」では、利用者とファクタリング会社との間で売掛債権の売買契約を結びます。そして、買い取りの対象となった売掛金が入金された時点で精算(弁済)を行います。その後も売掛金が発生する場合には、継続して利用できます。
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ファクタリング利用の際のメリットとデメリット
ファクタリングで事業資金を調達するメリットは4つ!
1.「審査の時間がスピーディー」
銀行融資では、融資実行までに数週間から数カ月かかりますが、ファクタリングはよりスピーディーに資金調達が可能となっており、ラインプロフェクトを利用した場合、最短1日で資金を調達できる場合もあります。
2.「融資とは異なる審査基準」
銀行などで融資を断られた場合でも、ファクタリングなら利用できる可能性はあります。
3.「保証人や担保が不必要」
融資には返済が必要ですが、ファクタリングでは返済とは異なる為、保証人などを求められることはありません。(緊急連絡先などは求められます。)
4.「高額の資金調達も可能」
売掛債権の範囲内で資金調達が可能な為、売掛債権額次第では他の調達方法よりも調達額の上限は上がる可能性があります。
多くのメリットがあるファクタリングですが、注意すべき点ももちろんあります。まず、ファクタリングは売掛債権の売却なので、売掛債権を保有していない企業は利用できません。
また、融資のような利息はありませんが、手数料が発生します。売掛金額の範囲内でしか資金調達ができないので、売掛金額を超える資金調達は不可能になります。
融資以外の資金調達方法:助成金・補助金
助成金や補助金とは、国や自治体から支給されるものであり、基本的には返済義務のない資金になります。助成金は、各自治体が決める支給要件を満たしている企業であれば、申請することで助成金を受けることができます。
それに対して、補助金には審査があり、支給要件を満たすだけではなく、審査通過後に受け取ることが可能になります。また、助成金は審査によって支給額が変わる場合もあります。補助金や助成金は、国や自治体が特定の政策目的に沿っているものであり、たとえば、「創業支援」「小規模事業者支援」「IT導入の促進」といった目的の補助金や助成金になります。
返済が不要な資金調達方法のため、条件に合う企業であれば、申請を検討してみるのも良いでしょう。
助成金・補助金の申請手順について
補助金・助成金を利用するには、まず利用できそうな助成金や補助金の情報を集める必要があります。補助金・助成金の情報をまとめているサイトなどもあるため、利用すると便利です。
申請したい補助金・助成金を見つけたら申請書を入手し、必要事項を記入します。申請書が完成したら必要書類とともに提出しましょう。
助成金あるいは補助金の交付が決定後、交付申請書を事務局に提出します。その後、事業内容や経費を報告し、助成金・補助金を受け取ります。これらの手続きは、原則として補助金・助成金を受け取る企業が行いますが、社労士や行政書士に代行をしてもらうことも可能です。ただし、補助金や助成金の種類によって代行を依頼できる相手が異なるため、事前に確認する必要があります。
助成金・補助金を受けるメリットとデメリット
助成金や補助金を受けるメリットとして、まず返済する必要がないということです。助成金・補助金は融資とは異なるため、支給された資金について自己資金として扱うことができます。
また、助成金・補助金を受けられるということは、国や自治体から設定された条件を満たしているという証明になります。
一方、受け取る際のデメリットとして、支給されるまでに時間がかかります。助成金や補助金は原則として後払いなので、すぐに資金が必要な方には向いていません。支給までにかかる時間は少なくても数カ月、なかには1年以上かかるケースもあります。
資金調達までのスピードを重視したい方は、ファクタリングがおすすめです。
さらに、助成金・補助金の申請には手間がかかり、保管しておかなければいけない書類も数多くある為、事務処理が増える点も注意が必要です。助成金や補助金の交付は時間がかかるだけではなく、所定の期間内に対象となる手続きを終わらせなければいけないため、時間的な制約も大きくなります。
融資以外の資金調達方法:クラウドファンディング
クラウドファンディングとは、銀行などの金融機関ではなく、不特定の第三者から資金を募る方法になります。主にインターネットサイトを通じて、資金の提供者を募集します。クラウドファンディングにはいくつかのタイプがあります。大きく分けると支援者に金銭的な利益を返す「投資型」と、リターンとして金額以外の商品やサービスを返す「被投資型」の2つです。決済方法も2種類あり、目標金額に達しない場合には一切の支援金が受け取れない「All or Nothing方式」と、目標金額に達しなくても集まった支援金から手数料を除いた額を受け取れる「All in方式」があります。
クラウドファンディングの利用手順について
クラウドファンディングを実施する場合、まず資金を募る企画の内容や目標額、支援を募集する期間などの計画を立てます。その後、利用するクラウドファンディングサービスを決め、アカウント登録とプロジェクトの投稿を行いましょう。そして、クラウドファンディングのサイト担当者と連絡を取り合い、企画掲載許可を得ます。企画ページが公開されたら、SNSで拡散するなどし支援を募ります。それと同時に、経過報告も投稿することが重要です。なぜなら支援者がさらに増額してくれたりというメリットがあるからです。企画が終了したら、資金の募集の可否にかかわらず、お礼の文章を掲載したり返信を送ったりしましょう。
クラウドファンディングを利用するメリットとデメリット
クラウドファンディングは、金融機関などから融資を受けにくい新規の事業でも、資金調達できる可能性があります。クラウドファンディングサービスの利用は、原則として完全成功報酬制のため、出資を募る段階で料金が発生することはありません。また、クラウドファンディングを募る時点で広報を行う必要があるため、商品やサービスの宣伝も兼ねて進められます。ただしデメリットももちろんあります。資金調達までに時間がかかったり、目標額に達成しない可能性もあり、自社商品やサービスのアイディアを公開することになる為、それらを盗用されるリスクにも注意が必要です。クラウドファンディングのサービス提供会社に手数料を支払う必要もあります。それも考慮した上で資金を募らなければなりません。
助成金や各種サービスを利用して事業資金を賢く調達
金融機関で融資を受ける以外に事業資金の調達方法はいくつもあります。それぞれに融資とは異なるメリットがあるため、自社の事業状況に合わせて利用を検討すべきです。ファクタリングの利用をお考えであれば、まずはラインプロフェクトの調達額【無料診断】で試算するという方法もあります。いくつかの条件を入力するだけで、ファクタリングの調達可能額がわかるため、ぜひご利用ください!
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