お役たちコラム
建設業でファクタリングが利用される理由
- 2022.06.17
- ファクタリング
建設業はビルや住宅、道路を建設する土木工事などを実施する業種のことを指します。
本記事では建設業の特徴やファクタリングがよく利用される理由と、業者の選び方について解説します。
建設業界の特徴
建設業は建物の建設だけではなく、道路のインフラ整備なども行う業者のことです。
細かく分けると建設業は土木一式工事業や建設一式工事業といった、
29業種に分類されます。
建設業は下記のように、ほかの業界にはないさまざまな特徴を持ちます。
請負契約
一般的な建設業者は受注後に生産をする方式である、
請負契約の形式をとることが多いです。
建設前には設計図の開示や希望などをくみ取り、建設するものによりそれにより使用する
建材や工数などが異なるため、契約締結から建造物の引き渡しまでが長くなります。
入金サイトが長い
先述の通り、建設業界は契約締結から建物の引き渡しまでが長くなる傾向にあります。
そのため、お客様から代金が支払われるまでの期間が長くなります。
支払い方法についても月々の分割が一般的であるため、満額を返済するのが
数十年後になることもあります。
このように入金サイトが長い点も特徴として挙げることができるでしょう。
1案件に関わる業者が多い
建物の建設や道路のインフラには、請負業者がさまざまな業者に外注をするため、1案件に関わる業者が多くなる傾向にあります。
たとえば建物を建てる場合、請負先は建設業者になりますが、そこから下記のようにさまざまな事業を専門に行う業者へ外注をします。
- 土木工事業
- 左官工事業
- とび・土工・工事業
- 石工事業
- 屋根工事業
建設業界が抱える課題としては、属人的な情報管理や人手不足が挙げられます。
現場での作業が多い建設業では、管理をするべきものや進捗状況などは属人的になりがちで、判断がしにくいという課題を持ちます。
また、建設業界は慢性的な人手不足に悩まされている業界でもあります。
さまざまな資格を取得しなければならず、作業の厳しさなどから新規採用が難しいため、現場作業員の高齢化現象が課題となっています。
建設業でファクタリングがよく利用される理由
こちらでは、建設業でファクタリングがよく利用される理由をご説明します。
負債が増えない
自社で保有している売上債権をファクタリング会社への早期売却により現金化するファクタリングは、貸借対照表上で負債の部に記載をせず、資産の部に記載します。
そのため、財務上負債が増えないことから、建設業ではファクタリングが利用されます。
つなぎ資金を確保することができる
工事は性質上、建物の引き渡しまで代金を受け取りません。
そのため、建設業では入金までに不足する資金を充填する、いわゆる「つなぎ資金」としてファクタリングを利用します。
建設中のものがある場合は、引き渡し後に入金がされることもあり、債権を多く保有しているため、ファクタリングをよく利用する傾向にあります。
建設業に強いファクタリング会社の選び方
建設業に強いファクタリング会社は、「手数料が低い」「限度額が高い」
「現金化までのスピードが速い」「住所や電話番号を所有している・事務所を構えている」という特徴があります。
いずれも、有利な条件で利用するのに必要な情報であるため、数社を比較して最も条件が良いファクタリング会社を選びましょう。
おわりに
本記事では建設業の特徴やファクタリングがよく利用される理由と、
業者の選び方について解説しました。
建設業界の特徴には、請負契約案件が多い、入金サイトが長い、
1案件に関わる業者が多いといった点が挙げられます。
建設業でよくファクタリングが選ばれる理由は負債が増えない、
つなぎ資金を確保することができるためです。
手元のお金が不足しやすい建設業を経営している方は、手数料が低かったり限度額が高かったりといった、有利に借りられる条件を持つファクタリング会社と契約をしましょう。
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