お役たちコラム
資金調達を含むスタートアップで失敗しがちなポイントを解説
- 2022.08.31
- 資金調達
資金調達を含むスタートアップで失敗しがち
いつもラインプロフェクトのコラムをお読みいただきありがとうございます!
今回は、スタートアップ企業は、10年以内の存続率が低いと言われており、それにはスタートアップが行ってしまうさまざまな行動が原因です。
本記事では、スタートアップで失敗しがちなポイントを、資金調達を含めて解説いたします。
スタートアップの失敗事例1:資金調達
スタートアップにとって資金調達は、従業員の給料やテナント料、光熱費といった、さまざまな費用を支払うために必要です。しかし、下記のような資金調達方法を行うと、今後の経営を圧迫する要因となります。
株を放出しすぎる
資金調達方法のひとつとして、株の公開があります。しかし、初期に株を放出しすぎると、自社株の大半を投資家に買われ、経営者にはわずかな株しか残らないことがあります。
そうなると株主が経営にメスを入れるようになるため、経営者が思うようなビジネスを行うことができなくなります。
投資家のファンド償還期限が来てしまう
投資家から投資を受ける際には、償還期限を確認しておきましょう。
投資とは、投資家からお金を借りることを指し、返済には有効期限である償還期限が設けられていることがあります。
償還期限に投資家が返済を求めてきた際に手元にお金がなかった場合、事業の売却や株式の買い取り先を見つけるといった事態に陥る可能性があります。
解決方法
資金調達での失敗を防ぐためには、自社のビジネスモデルや経営戦略をしっかりと立てることが挙げられます。
「〇年後に〇〇事業で〇〇円の利益を上げる、そのためには〇〇に○○円の費用が必要」といったように、将来のビジョンを明確にすることは資金調達だけではなく、今後の経営にも重要なことです。
スタートアップの失敗事例2:市場の需要が小さすぎる
スタートアップが犯しがちな失敗の中には、その商品やサービスを必要としている市場の需要が小さすぎることも挙げられます。
一般的なスタートアップでは、大企業が注力しないニッチな事業を手掛けることが多い傾向にあります。
しかし、需要が小さすぎると買い手も少ないため、結果として思ったような収益を上げることができません。
解決方法
市場の需要が小さすぎる場合は、商品やサービスを見直したりサービスのタイミングを見直したりしましょう。
たとえば、現在販売している商品はその市場で本当に必要とされているのか、無くてはならないものなのか、といったことを改めて振り返ると、意外な発見があるものです。
また、夏場に冬のものを販売しても収益を上げられないため、秋口や初冬など、最適なタイミングで販売することも挙げられます。
スタートアップの失敗事例3:収益を上げられない
スタートアップで失敗しがちなポイントとして、ビジネスモデルが明確ではなかったことによる収益の少なさが挙げられます。
ビジネスモデルでは、「新規顧客の獲得方法」と「収益性」が特に重要です。
新規顧客を獲得できなければ収益を上げることができず、また既存顧客からは継続して収益を上げなければ事業を存続することはできません。
解決方法
収益が少ない場合の対策として、戦略の見直しやアクションを早めることが挙げられます。
収益を上げられないビジネスモデルを考え直し、再度ターゲットのニーズに応えられるような商品開発を行いましょう。
また、商品の製造に時間がかかったり遅れが生じたりすると、機会損失による収益の減少が考えられます。
そのため、早めにアクションを行うことで売り逃しを無くすようにすることが大切です。
おわりに
本記事では、スタートアップが失敗しがちなポイントをご紹介しました。
スタートアップが失敗しがちなポイントとしては、「資金調達」「市場の需要が小さすぎる」「収益を上げられない」といったことが挙げられます。
ビジネスモデルや経営戦略を何度も見直し、収益を上げ続けられるような経営をしましょう。
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